噂の校内新聞

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翌日も平々凡々と俺の生活が始まるはずだった。 しかし、世の中は甘くない。 「…油断した。」 どうやら、俺も春休みボケなるものに侵されていたようだ。 すでに家に人はいなく、カオスな台所だけが残されていただけだった。 もう遅刻だ。 今更、焦ることなんてない。 俺は、ゆっくりと朝食を摂り、カオスな台所と戦闘を開始した。 現在、10:30。 それから、暫くして俺は、やっと学校に向かった。 平日の昼間というのもあり、人通りは少なく、学生服で歩く俺が奇異の眼差しをあまり受けなかった。 まっ、おばさんとかに耳打ちはされたけどさ。 で、堂々と開け放たれた正門から入った。 この御時世になんとも手薄な警備だよな? 警備員こそ居るものの、じいさんだし、しかもじいさんの力じゃ到底閉めれないようなごっつい門だし。 …だから、開けっ放しなのか…。 「京くん、今から登校かねぇ~?」 のんびりした声がかかった。 「おはよう。寝過ごしたみたいだ。」 このじいさんは、昔から遊んでもらったりしていた。 いつも俺のことを孫だって言ってる。 「そうかぁ~。あんまり遅刻せんようにのぉ~。」 じいさんの言葉に苦笑いと、手を上げて答えて、とりあえず職員室にむかう。 まずは、遅刻届けなるものを書かないといけないからな。 面倒なこと、この上ない。 恥ずかしいよな。 グラウンドで体育をしてる横を通らないと、職員室にいけないなんてさ。 俺は、視線を感じつつも足早に職員室を目指した。 途中、なんか悲鳴みたいな声が聞こえたけど、気のせいだよな? 「誰か起こしてくれてもいいのにな…。」 つい恥ずかしさを隠すために愚痴を溢してしまう。 遅刻は自分のせいだ。 仕方ない。
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