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はい、クラスの注目浴びまくりー。
執行部である絢はやっぱりエリートで家柄も家系図を辿れば何と、平安時代から続く貴族の出。
しかも貴族院があった時普通にご先祖様がご出席なさっていたと言う、から驚き。
そんなこの学校では凄い奴である絢にフレンドリーに声を掛けられる事態、編入生であり凡人である俺からしては有り得ない事なのだ。
そもそも!編入生が執行部のパートナーと言えど、学校案内をして貰えること事態珍しいのだと、隣の席の三太夫君から教えて貰ったのだ!
つーか暗い話、将来バラ色を約束された執行部達とお近づきになりたくてこの学校に入った奴もいるくらいで、そんな奴らからしたら俺は浅ましくも疎ましい存在だろう。
………………。
苛められる苛められる苛められる苛められる苛められる苛められる苛められる苛められる苛められる苛められる。
社会的に苛められるー!!
ヤバいヤバい、どうしよう、パシられるのか!?根性焼きとかされんのか!?カツアゲとかされんのか?!いやいや、小指を落とされるに違いない!!タマとっちゃるけぇ、こっちゃ来いとか言われるんだぁああ!!
「ユーちゃん?」
「のぉあ!?!」
絢さんあなた、いつの間に俺の席の前に?
はっ、金持ちは瞬間移動が出来んのか…!!(※出来ません)
「やっぱ面白いな。ね、ユーちゃん、昼飯食いに行こうよ?」
「………はい。」
グサグサ感じる…クラスの奴らの視線をグサグサ感じる。
これはもう、OK出すしかない状況。
母さん、俺はまたこの日首根っこ掴まれて引きずられてしまいました。
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