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夜の町はとても寒い
私はそこを一人で歩いていた
今日は私の誕生日
こんな特別な日ぐらい、君と過ごしたかったのに
君は、忙しいって電話を切った
分かってたよ?
忙しいことぐらい
でも、いいじゃない
今日ぐらい、君にぎゅっとされたかった
プルル🎶
携帯が鳴り響く
表示されているのは君の名前
怒っていたはずなのに、私はその電話をとった
ねぇ、声だけじゃいやだよ
いま、何をしてるの?
どこにいるの?会いたいよ…
電話から聞こえる君の声
それは悲しみを募らせる
だけど君に迷惑はかけたくたいから
そう言ってきった電話から、町に流れていた音楽が聞こえた
後ろを振り返れば、プレゼントを持った君の姿
(馬鹿、馬鹿!会えないと思って寂しかったのに!)
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