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「普通っ!?
どこがだよっ!!」
ゼノルはビシッとハクを指差す。
「へっ?」
こんな雪の中
ゼノルは厚着の完全防備。
一方、ハクは首まで隠れるマントは着ているものの
下に目を向ければ…
雪景色に似合わぬ見事な短パン。
「見てるこっちが寒くなるっつーのっ。」
ハクの顔面スレスレでストップのパンチ一発。
「じゃあ…見なきゃいいじゃん。」
「嫌でも目につくわっ!」
――ゴツンっ
「痛っ!」
止めてたパンチはハクの額にヒット。
「立ち止まってたら…余計寒いっ!
さっさと行くぞ。」
ゼノルは一人ずかずか足跡のない雪の中へ進んで行く。
「りょ~かいっ♪」
ニカっと笑い、ハクもその後に続く。
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