第一話

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  世界の名は「リーフズランド」 黒い雲に覆われた、冬の世界。 冷たい風が吹き荒れ、昼でもどんよりと暗い。 「うひょ~。結構登ったなぁ~。」 ハクは振り返り、来た道を眺める。 雪のせいで見えにくいが、山のふもとに、地面から突き出た煙突のようなものが見える。 「お前は、いつも呑気なやつだな…。」 やれやれと言った顔で、ハクに追い付くゼノル。 「そう??」 自覚はないようだ。 「呑気も呑気…。とんだ呑気だよ。」 ゼノルはため息混じりに言う。 「まぁ、いいじゃん♪問題ないんだし~。」 全く悪気のない笑顔を親友に向け、くるっと回転してみせた。 「やれやれ…」 返す言葉が見つからない。 ただただ呆れるばかりだ。  
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