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「さっ♪吹雪になる前にさっさと調べないとな。」
ハクはビシッと山の頂上付近を指差す。
「…そうだな…。吹雪になったら、死ぬぞ…俺達。」
ゼノルは少し不安そうな顔でハクが指差す先を見た。
びっしりと重い雪が積もった山肌。
所々崩れたような跡が見える。
ここ数日続いた地震によってできた雪崩の跡だ。
「地震の原因はこの山にある…。
オレは見たんだ…地震が起こる前、この山がうっすらと光ってたのを…」
ワクワクとも真剣ともとれるような輝いた目でじっと山を見る。
―――あの光…
そう、あの光は、昔見た光と同じだったんだ……
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