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お目当てだったコーヒーを飲み干した准は、再び現場に戻ることにした。
朝の通勤が激しくなり、エレベーターは満員だったので階段で上がらなければいけなかった。
三階の踊場で、女子高生らしき女性が携帯でしゃべっていた。
女子高生「でさぁ、遥、いきなり行かないとか言い出してぇ~。うん…、そう!みんなで行こう行こうってメッチャ盛り上がってたのにドタキャンとか、KYも良いとこじゃね?……」
KY……
空気が読めない……
准は、ハッとした。
犯人が分かってしまったのだ。
三冊の本は、見事に犯人の名前を示していたのだ。
准は、六階に急いだ。
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