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増田警部は、力強く頷き、待合室として使っている部屋の方へ、小走りで行った。
ほどなくして、犯人が増田警部の隣に付いて、歩いてきた。
何やらソワソワしているようだ。
時計もチラチラみている。
予定があるのだろう。
しかし、そんな事はもう関係ない。
犯人は、人を一人殺しているのだ。
それは、絶対に許されてはいけない事。
犯行後、いくら悔いたとしてもその罪は一生消える事はない。
犯人はもう、この罪から逃れる事はできないのである。
准は、犯人の動揺した目を見据えながら、増田警部の後に付いて、部屋に入っていった。
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