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＜エインバーグ家＞
次の日の朝、マリンはユイトが部屋に居ない事に気付き家中を探す
しかし、ユイトの姿は何処にも見当たらない
マリン「あなた！ユイトが…ユイトが…」
マリンは大広間でコーヒーを飲んでいたユトにしがみつきて泣きながら状況を説明した
ユト「……マリン…実はな…」
ユトは昨日、魔界軍の連中が突如押し寄せ、ユイトは拉致された事を告げた
勿論、それ以外の事は口にしてないが……
マリン「そんな…そんなのって……」
ユト「私の実力が無いばかりに…」
マリンは顔を手で覆い隠して泣き出す
ユトは悔しがる演技をする
レキ「母様～！兄ちゃんは～？一緒に遊びたいの～！」
すると、二人の間に無邪気な顔をして近づいて来たレキに向き直り、マリンは真実を告げる
レキ「そんな…兄ちゃん……」
レキを腕に抱きしめて泣くマリンを見たユトは罪悪感に生われたが…
ーーこれは…国の為なんだ……
壊れたオルゴールみたく、何度も呟き、自分を納得させるしか出来なかった…
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