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〓第二章〓勇気をだして…🌸
それからというもの…
彼女とは気まずい関係?になった。
役員になって話す機会は増えたんだけど……
なんか距離を置いてしまう。
本当は嬉しいはずなのに……。
〓なぜだろう?
恥ずかしいからか…?
多分それもあるだろう。
でも……。
時は流れて11月…。
秋だ。
秋といえば…文化の秋。
そう文化祭が近づいているのだ。
聖高では…
1年生は歌を歌わないといけないらしぃ。
俺は委員長だから課題曲決めをすることにした。
クラスにアンケートをとり課題曲が決まった。
曲は……
「スピッツの『チェリー』に決まりました。そこで伴奏者をきめたいのですが……誰かしたい人は?」
一人の手が挙がった。
恵大だ…。嫌な予感がする……。
「歩が弾けばいいぢゃん!!!」
〓やっぱり…
「いや…俺は………。」
断ろうと思ったがクラスのみんなが騒ぎ出した。
「黒崎~、ピアノ弾けんの?すげ~!」
「男の仔が弾けるとかカッコイイ~。」
こんな感じ……。
これでは断れない。
「わかった。俺が弾くよ…。
そのかわり絶対優勝しろよ?」
みんなから歓喜の声があがった。
〓はぁ……。まぁ、やるからには頑張らなくては♪
その日の放課後…
「原田…!ちょっといいかなぁ?」
俺は勇気をだして原田に話しかけた。
「なに?黒崎クン?」
「あのさぁ…俺課題曲の歌知らないんだ……。
それで原田教えてくれない?」
「いいよ♪ぢゃぁ、カラオケ行こっ♪」
〓えっ…?カラオケ?
なんかドキドキしてきた。
この場で教えてもらおうと思ってたのにカラオケに行くだなんて…。
「まだ真実も学校にいるし。黒崎クンも誰か誘いなよ。」
〓やっぱりそういう落ちね…。
さすがに二人っきりはないか。
真実って仔はきっと入学式の時一緒にいた髪の長い仔だろう。
「あ…わかった。」
俺は恵大にメールをした。
すぐに『OK♪』と返事が来たのでこの4人で行く事になった。
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