legend of ANPAN

3/5
前へ
/5ページ
次へ
 あるところにひとりの壮年なパン職人がいた パン職人はちいさな夢をもっていた じぶんをもっと見て欲しい みんなに褒められたい みんなに尊敬されたい  パン職人はその夢を実現させるために 特別なパンを作り始めました パン生地で頭をつくり、胴体をつくり、手足をつくり、つなぎ合わせ 自慢の釜にいれ 見事なパンを焼き上げました 焼きあがったパンはにんげんのこころを持っていて パン職人はそのパンに 『アンパンマン』という名前をつけました。 アンパンマンは正義の心を持ち パン職人は喜び、手当たり次第にものを教えましたが あることに気がつきました アンパンマンはパンで出来ている為に腐食は避けられません しかし全身パンなので代えることができず アンパンマンの腐食は進むばかりです パン職人は新しく頭だけをパンにした 新アンパンマンをつくり 旧アンパンマンを棄ててしまいました 旧アンパンマンは腐食が進み 体をばい菌に蝕まれ、ついには全身、そして心もばい菌に染まってしまいました。 自分勝手に自分をつくり 自分を棄てたパン職人に激しく憎悪抱き 復讐しようと考えます これは復讐の念にかられた元アンパンのばい菌と なにもしらずにパン職人を守るアンパンの 友情 努力 勝利の物語 【クロ】
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加