故郷

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何がなんだかわからなかった 「お客人は名はなんといいますかな?」 「すいません東 雅也と申します」 「まあまあ中でお茶でものんではなしましょう」 「あ…はい ではおじゃまします」 中にはいると 広い本堂にはたくさんのお供えものと 大きなとびらの本尊があった 奥にはいると 長い廊下のよこには綺麗な庭園があり 小さな池にししおどしがありコンと鳴り響いていた 「まあまあこちらえ」 「はい失礼します」 「おい!お茶たのむよ」 「はい」 しばらくして和尚は話し始めた 「この町のキリスト伝説に興味があって来られたんじゃなぁ」 「あ!はい そうですやはりあるんですか?」 「まあ あるとも言えるが この町のものは誰も信じてないでしょうなぁ」 「裏心寺はほんとうに 存在しないんですか」 「そうやのう…」 「失礼します」 入ってきたのは 綺麗な女の人だった お茶置き 茶菓子を置き 出ていった お寺には似合わない人だなぁと思った 「この町に ヘブライ村って ありますよね 名前の 由縁はなんですか?」 和尚は かっと鋭い目で睨みつけたように思った 何故私がそんな質問したかというと キリストが日本この町に逃げて来て 村を作った時に町にヘブライと つけたと言われている 漢字で 平井と書いて ヘブライと読む 「ハハハッ言い伝えかなぁ東さんは信じてますか?」 「はい…まあ」 「まあ その昔におったわけでないのでのう たしかにそんな 話しはあるが キリストが逃げて来て村を作ったとは」 「日本では誰もキリストをしらない顔も私が神 私がキリストと言えば キリストになりますよのう」 はっと 思った確かにそうだ でもその時に確かに 日本にキリストが生きていた時に 日本来ていたのは確かなんだろう 「平井村はどのへはどうやって行けばよろしいですか?」 「明日案内しましょう 用事で行きますから 裏心寺はありませんがね ハハハッ」 「ありがとうございます」 しばらく 話したあと 私は 近く旅館まで 案内してもらい そこへ泊まることにした
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