episode 01

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「あぁ、そんなカンジだったかも」 「そんなカンジって……」 「名前なんてどーでもいいのっ!」 また「フゥ」と、なつに小さく息を漏らされた気がするけど気にしない☆ 「てか、何でなつは名前知ってんのよ?」 「バスケ部だからだよ。…そ、そんな目で見ないでよっ」 そう言って少し怯えながら、アタシの顔を横へ向かせる。 …そんな目ってどんな目してた?アタシ。 「ねぇっ」 アタシを横へ向かせた、なつの腕を掴んでなつの方に顔を戻した。 「やだ」 まだ何も言ってないのに、なんか腕払われた。 そんで、まさかの即答。 緊急事態の八重子みたい。 …こんなこと言ったら、またなつに変な顔されるから黙っとこ。 「…何さ。まだ何も言ってないけど?」 「だって。どうせ、またいつもの“紹介して☆”でしょ?」 “どうせ”?“また”?“いつもの”? か 可愛い! 可愛くアタシの物真似しながら言ってくれちゃって。 超可愛い!! .
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