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「あぁ、そんなカンジだったかも」
「そんなカンジって……」
「名前なんてどーでもいいのっ!」
また「フゥ」と、なつに小さく息を漏らされた気がするけど気にしない☆
「てか、何でなつは名前知ってんのよ?」
「バスケ部だからだよ。…そ、そんな目で見ないでよっ」
そう言って少し怯えながら、アタシの顔を横へ向かせる。
…そんな目ってどんな目してた?アタシ。
「ねぇっ」
アタシを横へ向かせた、なつの腕を掴んでなつの方に顔を戻した。
「やだ」
まだ何も言ってないのに、なんか腕払われた。
そんで、まさかの即答。
緊急事態の八重子みたい。
…こんなこと言ったら、またなつに変な顔されるから黙っとこ。
「…何さ。まだ何も言ってないけど?」
「だって。どうせ、またいつもの“紹介して☆”でしょ?」
“どうせ”?“また”?“いつもの”?
か
可愛い!
可愛くアタシの物真似しながら言ってくれちゃって。
超可愛い!!
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