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現れたのは菅野千尋。
後ろに幹部の矢嶋義人(ﾔｼﾞﾏ ﾖｼﾄ)と崎下悠(ｻｷﾓﾄ ﾕｳ)を従えている。
「「「おはようございますｯ!!!!」」」
みんなペコリと頭を下げる。
只今１２時。
今おはよーっていう時間じゃない。
(なんだ??力でふんぞり返ってんのか??いい御身分だな。)
しかし麻衣の思ったことは外れた。
「おい。何回も言うけどな、頭下げんな。」
千尋はクラスみんなの頭を上げさせた。
「でも俺らがスキでやってんです!!」
「千尋ﾓﾃﾓﾃだねぇ。」
からかう義人。
「やりたい奴にはやらせとけばいいんですよ。」
なにげに黒い悠。
千尋だけでなく幹部二人も同じクラスとは思わなかった。
麻衣は心の中で舌打ちした。
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