無情な日々

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向かうは二年前、最後に星空をみたあの河川敷。 河川敷につき、バタリと後ろ向きに大の字で倒れて夜空を見上げる。 夜空に浮かぶ星々を眺めていると、一際大きな輝きを放つ星がフラッシュのように光る。すると、夢の中と同じように急に弥波の胸が締め付けられ始めた。 ―――ドクン――― 「ぐっ…あっ…」 前回とは少し様子が違い、胸が締め付けられるような痛みに襲われる度に弥波の体もそれに同調してうっすらと光を放つ。
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