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授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、授業が終わると同時に弥波は机に突っ伏す。
「最悪……」
「またこっぴどく叱られたもんだな」
「うるさい。しかし指導室とは…あそこは生徒の間じゃ拷問部屋だの現世の地獄だのろくな噂を聞かないんだがな…」
「まぁこれも運命だと思って受け入れろ」
「荘司、そのにこやかかつ爽やかな笑顔をやめろ。無性に殴りたくなる」
弥波の肩に手を置いて話しかけたのは古佳 荘司(コカ ソウジ)。
弥波の悪友で小学校からの付き合いである。
「中の様子、どんなのだったのか後で聞かせてくれよ」
「…余裕があったらな」
「よっしゃ!それじゃ飯食いに行こうぜ」
弥波も頷き席を立ち食堂へと向かった。
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