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何かあった時に押す“報知器”のボタンを押せばオヤジがやって来て医務室に連れて行ってくれるだろう。
しかし、分類期間に病気になればマイナス点になるような気がして、私は体調が悪いことを言い出せなかった。
マイナスがあれば交通刑務所に移送される可能性が低くなると思ったからだ。
ひたすら寒さに耐えて座っているだけ。
早く布団を敷いてもいい17時になって欲しいと願うだけで何もできなかった。
夕ごはんは、ほとんど食べることができなかった。
点呼が終わり布団を敷き、その日はすぐに床についた。
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