川越少年刑務所②

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日曜日は変わらず寒気と闘う一日となった。 休みの日に流れるラジオ番組は、もうろうとしていて耳に入ってこない。 報知器を押すか、我慢するか… 報知器を押したら、市原に行けなくなり、仮釈放も少なくなるかもしれない。 病気を隠していることがばれたら懲罰になるかもしれない。 早く時間が経って欲しい。 早く布団に入りたい。 ずっとそんなことを考えながら時間が過ぎるのをじっと座って我慢した。 幸いにも頭痛や下痢などの他の症状は出なかったためなんとか耐えることができ、無事に夕方になり布団に入ることができた。 次の日の朝、熱が下がっていないようだったら報知器を押そう。 目が覚めたら熱が下がっていることを願いながら眠りについた。
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