ウサギの誕生

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俺は幼い頃の記憶があまりない、本当にないのか思い出したくないのかすら分からない、思い浮かぶのは幼稚園位からだ。普通の子とは違ってた女の子に興味があって好きとか異性としての興味と洋服やオモチャなどの物にも興味があった、親は女の子のオモチャを欲しがる俺を困ったじきもあったらしい。性格は不思議な性格だった今でも鮮明に覚えているのが、幼稚園の遊技の時間に当時のヒーローの遊びで皆騒いでいて、男の子のほとんどは戦いや武器やポーズをとったり見栄えの方に力をいれてた。女の子はママゴトしながらお嬢様になってヒーローを応援するような感じで楽しんでいた。そんな中、俺だけが戦いでケガをして女の子に介抱してもらう役を勝手につくって演じていた。凄く楽しかったのを今でも覚えている。ただただ女の子を自分の側に居させる為に格好つけるより、怪我人の役をつくって同情作戦だったのだろう。今思うと子供ながら嫌な奴だな!その辺の時期から俺の人生の主体が出来上がって来たのだろう。女中心の生活が早々幼少期にスタートしていた。
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