初指名からの苦難の道

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レイコさんはただアイさんに付き合わされてる感じだった、もともとホスト嫌いだから当たり前だが、ただ嬉しかったのが席についたとき『営業頑張ったんだって凄いじゃんナンバー⑤になれて』と言われたときは凄い嬉しかった。今考えるとなぜか分からないがそのときレイコさんにデートを申込んでいた、お客さんにしたかったのか分からないが、当然断られた。その日からなぜかレイコさんが気になりはじめた。正直恋愛には無縁な人生を俺は送ってきた学生時代から本気で恋愛はしたことがなかった、全て遊びだった、そんな俺が何故だ、しかもソープ嬢だぞ。有り得ないと自分にいい聞かせたが気になってしょうがない。他にもクラブのお姉さんなど綺麗なお客さんはたくさんいたのに、何故レイコさんなんだ。今考えると当時は手の届かない存在だから気になったのかもしれない。しかしレイコさんとの接点はヒカルさんのお客さんのアイさんしかいない。そしてホスト嫌いで俺にまったく興味なし。一人で悩む日々が続いた。そんなとき、とうとう俺は親友のシンちゃんに何もかも話して相談した。
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