ウサギの純愛

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レイコさんは海外に出発、俺の苦悩の日々が始まった。俺は気持ちを切り替えて本気でナンバー①を目指すことに決めた。俺はヒカルさんの派閥でヘルプだが、ヒカルさんに話しをしてヒカルさんの派閥に所属しながら、シンちゃんと二人で新しい派閥を起こす許可をもらった。当時シンちゃんはナンバー⑩位でシンちゃんにもヘルプはいたので、お店の中ではそれなりに大きい派閥になった。仲良しだと何より仕事がしやすい。毎日のようにサウナでミーティングした。シンちゃんのお客さんは珍しく男の人もいた。なぜならホストクラブには女の子が自分のお金じゃなくお客さんを連れてきてアフター(営業終了後の店外デート)をホストクラブでしてお客さんに会計してもらう、女の子達も結構多い、シンちゃんはそんなとき来た男のお客さんに気に入られて、その人は飲みに出ると、いろんな女の子を連れてシンちゃん指名で来てくれた。当然親友の俺も可愛がってもらった。だいたいはホストクラブに女の子を連れて飲み歩く人はヤクザ関係か金持ちだ。シンちゃんのお客さんは完全にお金持ちのほうだった。職業は明かさなかったが、いつもブラックカードで支払いだった。
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