ウサギの純愛

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シンちゃんは、男のお客さん(以後ケンジさん)のおかげで、ナンバー⑤からナンバー⑩辺りをウロウロしていた。これで分かるようにナンバー⑤からナンバー⑩は、だいたいドングリの背くらべである、やはりハヤトさんのナンバー④から売上は倍以上変わってくる。そんなとき俺は運がよかったのか努力の結果なのか、ケンジさんが連れてきた銀座のママに気に入られた。またまた偶然で信じられないが俺を指名していた、女社長がなんと昔ママの店で働いていた子らしく、銀座のママに火がついた。なんか当時社長で常客だった人とバックレで店をやめたらしい。女社長も人気があったらしくお店に損害がかなり出たらしい今も思い出すと頭にくるようでした。俺にとっては、お客さんの嫉妬や怒りはイコールお金である。銀座のママはお店に来るのは不特定で気分次第だったが、俺は来たときは必ず女社長を呼んで二人をさりげなくあおった。金使いは女社長の方が派手だった。わざとドンペリ⑩本入れたりヘネシー①ケース頼んでみたり、俺は嬉しかったがヘルプはきつかったと思う。彼女が来店する度にヘルプはイッキさせられていた。
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