出世と崩壊

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銀座のママが以前、話をした事が現実に存在していて、しかもその犠牲者が彼女だった。俺も彼女に働いていた店の名前も確認してなかったし、彼女が店に来ることは無いから銀座のママと顔を合わせることもなかったし。気付くわけもない、しかし俺は自分に腹立たしかった。自分が内緒にしていればいいだけなので俺は彼女には内緒にした。いつのまにか俺は彼女部屋で半同棲するようになっていた。同棲してまもなく俺の営業スタイルに彼女は愚痴を言うようになった、俺はナンバー①になる為に突き進むからと言って無視した、そんな状況で同棲生活が続いているときに、突然彼女が学校に行くといいだした。デザイン学校だった。俺は息抜きに学校に行くことをすすめた。俺は当然ホスト生活にドッポリ、学校に入った彼女は、クラスメイトと飲みに行ったり出かけたりするようになった、完全にすれちがいの生活、俺はイライラするようになり自分のマンションに帰る回数が増えていた、崩壊まで秒読みのように近付いていた。彼女は心配してマンションに来るようになっていた、しかし今度は社長令嬢のエリさんのマンションに行くようになっていた。
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