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「あー、そういや俺の名前伝えてなかったな」
そう独り言のように呟けば勝手に自己紹介をし始めた。
「俺は『№0007』囚人ナンバーだから此処では『セブン』と呼んでくれ」
そう言って『セブン』という人は笑う。
もう何年も居ると言ったが、きっと生活自体に慣れているのだろう。
「お前は?ナンバープレートあるだろ?」
そう指示されればいつの間にか手首にブレスレットみたいなのが付けてあった。
ジャラリ、と音を立てながらナンバーを見る。
「『№4600』・・・・・・」
自分のナンバープレートにそう刻まれていた。
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