出逢い~王子の前に~

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「あっ…うん。有り難う飛鳥。」 「友達も一緒に是非お店来てね~!はいっ。二人とも学祭楽しんでね~。」 「有り難うございます~!」飛鳥はラッキーって、顔で受け取った。 私がぶつかったお姉さんは、カフェ&バーの割引券を飛鳥と私に渡した。 「今の人、いかにも‘せいがく’ってかんぢで頼れる姉御肌だね~!」 「えっ。あ…うん」 ‘東棟3-D山下ゼミカフェ&バー(シャングリラ)’ “うわ~洒落た名前。せいがくって、感じだな。”庶民な私は心の中でつぶやいた。 私は、貰った券の右下に名前の印鑑を見つけた。 ‘松田’
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