241人が本棚に入れています
本棚に追加
少女はため息をついて右手を伸ばし俺の前髪に優しく触れる。
次の瞬間―
バチィィィン
「うげえ!」
おでこに激痛が走る。
少女は前髪に触れようとした訳でなく凸ピンをしようと右手を伸ばしたようだ。
「チビとは何ですか。
私にはユキという
名前があるんですから」
両手を腰に当てて怒っているようなポーズをとる少女。
「それに私は
家出娘ではありません。
親の事はプライバシーなので
言えませんが」
「そ、そうか。
悪かったチ……ユキ」
右手でおでこをさすって左手で少女に待ったのポーズを示しておいた。
最初のコメントを投稿しよう!