(Ⅰ)出会い

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  そう言ってズルズルと俺を扉の方へ引っ張って行く。 抵抗しようと思ったけど、約束したならしょうがない。 「さて、まだ朝早いので  朝ごはんを  食べに行きましょう」 「えっ、家にインスタント  ラーメンがあるぞ」 「不健康そのものですね。  嫌です。  食べに行きましょう」 人の意見に屈しないユキの意見は、それが正しいと言わんばかりのものだった。 と、言うより迫力が凄い。 笑顔なのに後ろからどす黒いオーラがうねって見える。 これには逆らえんだろ。 こうして、突然現れた少女とのデート(?)が始まった。  
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