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「後を追うなんて馬鹿な真似
しちゃいけないですよ?
私には魂なんてモノ
無いんですから」
「ばーか。
誰がお前みたいな奴のために
後を追うかよ」
男性が思いっきり舌をだして口を横に伸ばした。
それを見た少女は微笑んで目を静かに閉じる。
「全く……貴方は馬鹿ですね。
そこは嫌だとか、
一人にしないとかを優しく
私に言うところです」
「俺は気が利かないんだ。
求める相手が
根本的に間違っているぞ」
「それもそうですね」
「諦めが早いな!」
「諦めじゃありません。
貴方に求めた私が馬鹿だと
反省しているんです」
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