(*)最期の言葉

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  「後を追うなんて馬鹿な真似  しちゃいけないですよ?  私には魂なんてモノ  無いんですから」 「ばーか。  誰がお前みたいな奴のために  後を追うかよ」 男性が思いっきり舌をだして口を横に伸ばした。 それを見た少女は微笑んで目を静かに閉じる。 「全く……貴方は馬鹿ですね。  そこは嫌だとか、  一人にしないとかを優しく  私に言うところです」 「俺は気が利かないんだ。  求める相手が  根本的に間違っているぞ」 「それもそうですね」 「諦めが早いな!」 「諦めじゃありません。  貴方に求めた私が馬鹿だと  反省しているんです」  
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