241人が本棚に入れています
本棚に追加
とりあえず、少女と向かい合って正座してみた。
少女も真似してニコニコしながら正座する。
「えっと……今さらなんだが
何で此処にいるんだ?」
「物忘れの激しい人ですね。
六時間前の事も
覚えていないのですか?」
六時間前の事?
昨日は確か、彼女にフラれてやけになって街をふらついてた。
珍しく吹雪いてたんだがそんなのお構い無し。
俺の心の方が寒かったから。
で、街をふらついて何にもない広場で…………
『初めまして。
24時間だけ私に
付き合ってくれませんか?』
吹雪の中雪のように白い肌の中学生ぐらいの少女に出会った。
最初のコメントを投稿しよう!