(Ⅰ)出会い

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  とりあえず、少女と向かい合って正座してみた。 少女も真似してニコニコしながら正座する。 「えっと……今さらなんだが  何で此処にいるんだ?」 「物忘れの激しい人ですね。  六時間前の事も  覚えていないのですか?」 六時間前の事? 昨日は確か、彼女にフラれてやけになって街をふらついてた。 珍しく吹雪いてたんだがそんなのお構い無し。 俺の心の方が寒かったから。 で、街をふらついて何にもない広場で………… 『初めまして。  24時間だけ私に  付き合ってくれませんか?』 吹雪の中雪のように白い肌の中学生ぐらいの少女に出会った。  
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