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「で、俺は」
少女に顔を近づける。
「OKしたのか!?」
「好きにしろと言っていたので
OKと解釈しました」
相変わらずのニコニコ顔にため息をついた。
近づけた顔を元に戻して頭を抱える。
困った……困ったぞ!
俺は訳のわからない少女の願いをOKした挙げ句、家に連れ込んでいたなんてヤバい、ヤバすぎる!
少女の身なりをちらっと見ると鞄一つ持たない少女は明らか家出娘じゃないか。
今頃こいつの家族は捜索願いを出して、血眼になって捜しているに違いない。
でもその娘は、見知らぬ男の家で寝ていたなんてこいつの家族が知ってしまったら俺は……!
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