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おじさんが車を停めたのは、
繁華街の裏手にある駐車場だった。
そこから歩いてすぐのビルがおじさんの店だと言う。
(何?これ……)
ビルの前に立って、真琴は目を丸くした。
なんだかやたらと派手なネオンが輝いている。
いろんな色のネオンの中に『メーフル』と文字が読める。
どうやらそれが店名らいし。
(ちょっと待って。これってどう見ても普通のお風呂やさんじゃないわよね。もしかしてここって……)
戸惑っている真琴の手を引いたまま、
おじさんはさっさと店内に入っていく。
「あ、オーナー!」
すぐに若い男の人が寄って来た。
「とりあえず一人は確保したから、今日のところはこれで回してもらうしかないわ。客はもう待ってるの?」
定員と話しながらおじさんは奥え進み、
真琴をロッカールームのような部屋へ連れていった。
「じゃぁマコちゃん、これに着替えて。それから仕事の説明をするから」
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