おじさんのお店

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そう言っておじさんは真っ赤な服を渡して出ていった。 広げてみるとそれは、胸元が大きく開いているキャミワンピだった。 丈はそれほど短いわけではないが、裾のレースがやたらとセクシーに見える。   (どうしよ……。ここってつまり、いわゆり風俗のお店だよね。お風呂屋さんって、そぉゆう意味だったんだ。ソープランドってやつかな。だからおじさん、男と付き合ったことあるかなんて聞いたんだわ)   確かに短い期間ではあったが同級生の男と付き合っていた。 初めてではないけど、 でもセックスの経験は豊富とは言えない。 何より、風俗で働くなんて考えたこともなかった。   (今更、やっぱりイヤなんて言えないよね。おじさん、本当に困ってるみたいだし……)   迷いながらも真琴は渡された服に着替え始めた。着替えが終わるか終わらないかという時におじさんが再び現れた。   「あら。似合うわー、マコちゃん。それじゃぁこっちに来て」
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