家族?だんらん。

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空になったカレー皿をニコニコと受け取って、 おじさんがキッチンへと立つと、 圭司が呆れた声で言った   「おまえ良く食うなぁ。太っても知らないぞ」   「だっておじさんのカレーおいしいんだもーん。けいちゃんだっておかわりしてたじゃん」   「俺はいいの!男なんだから」   「あっ!それ男女差別ぅ~」   「差別じゃないだろ?だいたい、お前くらいの年の女は男のためにダイエットするもんだぞ。まったく、そんなガキみたいにばくばく食ってるから、お前はいつまでたってもカレシできないんだよ」   「失礼ねっ!子供扱いしないでよ。カレシくらいちゃんといたわよ!高校の時…もう別れたけどっ!」   「え……」   圭司がひどく驚いた表情で言葉に詰まった時、 おじさんがおかわりのカレーを持って戻って来た。  
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