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碧依
『イキナリ抱きしめて
驚かしたのは謝るよ‥ごめん。
‥……‥でもな?杏?
[学校では必要事項以外は
話し掛けない近寄らない]って
ルールもう止めにしないか?』
杏樹
『えっ?!な何で?』
碧依
『俺達は結局
みんな目立つだろう?
それに俺は杏が近くに居るのに
話せないのも触れられないのも
正直、物凄く辛いんだ‥…』
‥…ドク‥ン
杏樹
『碧‥ちゃん?』
熱っぽい眼差しで自分を
見つめる碧依の視線を
杏樹は反らせない…
‥…ドクン
‥……‥ドクン
杏樹
『碧ちゃん私は‥…』
‥……
‥……‥
‥……‥…
パンパンパンッ!
???
『はいっ!そこまで!』
突然、手を叩く音がして
二人が振り向くと‥…
杏樹・碧依
『『零都?!』』
もうひとりの学園の王子‥
伊集院・零都が壁に
寄り掛かりニヤリと笑って
杏樹と碧依を見ていた。
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