二
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寒い 寒い 寒い 吐息が白く、なり始めたのは いつからだろう。 寒さに慣れて、 暖かみを求めるようになったのは いつからだっただろう。 排気の黒さに嫌悪を感じながら、 貴女のその白さに 憧れていたのは。 何かに縋るように 貴女の面影を追っていたのは。 世界が揺れるくらいに 貴女を愛したのは。 全て確かに 雪の降る、 寒い日のことだった。
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