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「むしろ若干17歳で騎士団長になられたお方とまぐわう事が出来るなんて光栄ですわ」
フィアに褒められて顔が赤くなっていくのがわかる。
恥ずかしい。
ああ、騎士団っていうのはギルドに来た依頼でも特に上のランクの依頼を請け負う事の出来るSランク以上の人間の所属する団体でもある。
まあ普段は城の警備とか書類仕事ばっかりだけどね。
「あらあら、クリス様はウブですのね」
そして真っ赤になる僕を見て微笑むのは、黒いフリフリのドレスを着ている第二皇女、アリア・クロス・サンダース。
17歳とは思えない大人びたたたずまい、細く綺麗な白い足、王妃から受け継いだウェーブのかかった銀髪に大きな深紅の瞳、ピンクの唇どれもアリアの包容力を引き立てるには申し分ないものだ。
「ボクもクリス君ならいいなぁ」
その右には幼じょ……ゲフンゲフン、まだあどけなさの残る顔立ち、金髪のツインテール、まだ未発達の体におそらく僕より30センチは小さい140センチほどの身長の少女、第三皇女のルーシー・クロス・クラリスがもっとややこしくする。
「ほれ、娘もそう申しておる、問題なかろう」
確かに姫様たちからそういってもらえるのはうれしいけど心の準備が……
ってかこれは決定なの?
そして今決めないといけないの?
「ほれ、まんざらでもない顔をしておるではないか」
まあそうなんだけど考えたいとゆうか。
「……少し考えさせてください」
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