理不尽な王様

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「おお、来たか、それじゃあ座りたまえ」    「国王様、どういうことですか?僕は何も悪いことはしていないですよ!?」   だん!と僕は椅子の前の台を叩く。    「まあまあ、落ち着きなさい」   落ち着けられるか!という言葉が脳に浮かんだが、口には出ない。   というより出せない。   「とりあえず判決を聞きなさい、悪い話ではなかろう」   僕がいないのに勝手に裁判進んでるし、なんか……適当だなぁ。    「まああんまり長引かせるのもめんどk……ゲフンゲフン、失礼、悪いし判決を言い渡そう」    めんどくさいって言いそうになってるし………僕は大丈夫なのか?   これほど適当な裁判は聞いたことない。などと思いつつ、国王の言葉に耳を傾ける。 
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