5人が本棚に入れています
本棚に追加
ごくりと喉を鳴らし国王の判決を待つ。
「……フォン・シュタイナー郷に判決を言い渡す、判決は…………」
国王の言葉に会場にいるいる人が息を飲む。
あれ?裁判官俯いちゃったよ?
……嫌な予感しかしないんですが……。
「……判決は、死刑!」
思考が停止した。
一瞬が永遠に思えた。
周りの人の声は聞こえない。
おそらくざわめいているだろう。
……予感が当たった、さらば僕。
一瞬でここまで考えたのは初めてだ。
てか悪い話じゃないって、思いっきり悪いんですけど。
僕は黙り込んでしまう。
最初のコメントを投稿しよう!