お約束のアレ

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俺がいきなり立ち上がったせいで膝に乗せていた子猫が滑り落ちてしまった。 …まぁ猫だし大丈夫だよな。 案の定、気にした風も無く先程と同じようにこちらを見ていた。 「悪いなチビ…また合ったら遊んでやるから!」 勝手に命名、しかも小さいからチビなどという本当に安直なネーミングセンスである。 一方小猫は変わらず隼人を眺めていた。 「じゃあな…!」 と、小猫の視線を振り切るように背を向けダッシュで走り去る。
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