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. ――――――チカ‥カッ いつも感じない位の日差しにめをこする。 (なんか‥へん‥?) 確か俺、『時森春斗(トキモリ・ハルト)』は家で寝ていたはずで‥、そのはずなのに背中が妙にいたむ。まるでベンチから転げ落ちて、床にじかに寝ていたみたいだった。 痛みに半覚醒だった頭がを何とかし目をけだるい中で覚ませば、そこはいつか歴史でみたようなきらびやかな中世の世界。 の、ようにみえた。 「??‥なんだ、ここ‥‥」 起き上がると、やはりソコは床で‥ゴシック的な雰囲気を思わせる綺麗な石畳。 そして建ち並ぶ建造物。 (まだ‥夢ん中なんかな) 達の悪い夢だ! と、思い切って頬を抓るが確かに痛みは本物で。現実だ。 ――でも、なんで? 一般的な人生送ってきたはずが、こんな訳がわからない目に合わなきゃならないんだろう。 此処に居ることすら検討すらつかないんだから。解る訳も無いのだけれど。 寝起きに妙な違和感。 加えて非現実的な事ばかりがグルグルと頭を支配して、目覚めたばかりの頭はついにショートした。 目覚めたらきっと元の世界だと願ながら。
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