初夢~PーA

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「もしもーし」 ビクッ!! 後ろから声が聞こえた。パニック、そして部屋の奇妙な雰囲気からくる恐怖で振り向く事が出来ない。 すると突然目の前に人の姿が見えた! 私は壁際を向いていたはず… 考えられるとすればこの空間自体が移動した。形を変える事無く私のいた位置から数メートル前へ移動した? 「やっと顔が見えた。少し話をしようよ」 私は目の前の人をまじまじと見た。綺麗な顔立ち、だがまだ少し幼さが残っている。 長い髪、高くも低くもない声からは性別の判断はできない。 このようなことを即座に考えられる程私は正常に戻っていた。 この人を見た瞬間から何故か、落ち着きが戻ってきている事を感じられた。 彩「話…そうね。どんな話をしましょうか」
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