茶髪の少女

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いまじんが雄太に手を振った。 「雄太!こっちこっち!」 雄太は新しい席に座った。 一瞬隣の辛澤たんぽぽが 雄太をにらんだ。 「ん?」 と思った雄太だが 辛澤 からさわは そこにいる友達と 話を続けた。 二時間目が終わり 休み時間になったとき、 辛澤が消しゴムを 落としてしまい 雄太の足元に転がった。 雄太は悪気はないが 落ちた消しゴムを 踏んでしまった。 それにキレた辛澤が 舌打ちをした。 雄太はカチンときた。 「おい!てめー今 舌打ちしやがったな!?」 辛澤はキレた雄太と声を 同じにして言葉を返した。 「アンタに態度を 指摘される筋合いはないけん!」 雄太は「うぬぬぬぬ」と 激しく歯ぎしりをした。 そのとき雄太にとって 苦手なジャニーズ大好きな 女達が口を挟んだ。 「辛澤!わかってんの! 萩原クンは不良だろうと くさってようと ジャニーズJr.なのよ!」 辛澤は 「あんたらには関係ないけん! それにジャニーズ私 大嫌いやけん! なにや!みんな調子 こいとうし!」 と言った。 そのとき雄太は いまじんの机を蹴った。 「ジャニーズジャニーズ って肩書きのこと とやかく言われると 不愉快なんだよ! 俺だって好きで ジャニーズに 入ったんじゃねーよ!」
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