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後ろを気にし過ぎて
教室のドアを開けたのを忘れてた
教室に視線を、さ迷わせると
何人かと目が合ったが相手は顔を青ざめて下を向く
胸糞悪くて、
自然と舌打ちをしてしまう
「教室に入って来て、いきなり
舌打ちかよ?おーー、恐ッ!」
声のした方を向くとグラウンドが
見える列、窓際の1番後ろ
ちゃっかり良い席に座ってやがる
ソイツ。
楠 達矢(クスノキ タツヤ)
日に焼けてバリバリの
スポーツマンです!みたいな奴
(実際そーなんだけど)
俺やノブに普通に話しかけてくる
極わずかな人間の1人。
俺は笑いながらタツヤに近づき
「あれ?タツヤお前、進級できたんだ?」
「……。朝の挨拶って聞いたコト
あるか?[おはようございます]って言うんだぞー」
目を細め遠い目をして言ってくる
コイツに満面の笑みで
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