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病室の窓を見上げ、ため息をつくかなみ
（みんな、今頃なにしてるかな……）
フラリと病室をでて廊下を歩いていると、声を掛けられた。
「あ……。ナオトさん」
「どうしたのこんな所で」
「ちょっと検査入院で……」
「そうなんだ……」
苦笑いするかなみとは逆くに、沈んだ顔になるナオト
心配するかなみにはっとなるナオトは慌てて笑顔をつくる
「あぁ、ごめん、なでもないよちょっと考えごとしてて」
「それより、後でキミの所行くし部屋の番号教えてよ」
かなみは、そんな些細なことも嬉しくて堪らなかった。
しかし、そんな気持ちを担当医が一転させた……。
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