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『神崎さんはここのサークル入部するの?』
「え?入部するの?って
入部した人しかここにはいないんじゃないの?」
『もしかしてサークルの新入生歓迎会って初めてでしょ?』
「うん。もちろんそうだよ。」
『新歓にきた1年生の10名~15名、入ればいい方なんじゃないかな?残りの1年生は無料か千円で酒と食べ物が頂ければいいやって奴多いと思うよ。新歓嵐がいるくらいだからね。』
「えええ~。そういうものなんだ。だったら急いで入部するんじゃなかったのかな~。とは言っても私の親友がさっさと入部決めちゃったからどの道このサークルには入部する事になってただろうけど。」
「全く興味なさそうなのに?」
『全く興味ないって事はないよ。せっかくの大学生活、楽しくなるんなら入部した方が良いに決まってるし。先輩らからもかなり圧力かかってるしね。[エンジョイしたければ入れ。つか強制だからな]ってね。ところで神崎さんの親友は今日は来てないの?隣にも前にもいないみたいだけど。』
「気に入った先輩のところに1人でお酒持って移動しちゃったんですよ。あ、そうそう。岸田さんの先輩の翔さんのところ。」
『マジで?凄い積極的な子なんだね。』
「そうですね。高校の時からそうでした。羨ましいんですけどね、私は奥手、奥手って友達には言われてしまうから。」
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