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『これ、持って来たから。』
そう言って手渡されたのは牧野さんが私のために沢山買ってくれた紙袋。
そしてそれとは別に手紙を渡された。
私は手紙の内容が気になってその場で読んでみる。
咲ちゃんへ
あおいが亡くなって、私は生きていく目標を失いかけていました。
けれどあなたが私の家に訪問してくれて、そしてあおいのことを気にかけてくれたこと、凄く母親として嬉しく思っています。
そして看護師を目指すと決めた咲ちゃん。何だか咲ちゃんが自分の実の子のようにさえ感じてしまうほど感激しました。
これから恋に勉強に色々あると思うけど、何かあったらいつでも私に相談しに来てね。
いつでも歓迎して待っているから。
牧野
そう綴られていた。
私は牧野さんの私に対する思いに心苦しさを感じずにはいられなかった。
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