運命～いつか想いが変わる日まで～

出会い

すぐ次の日はやってきた。
愛とは新宿のアルタ前で
待ち合わせ。

『咲、ばんは～！』

「愛ってばめっちゃお洒落してるじゃん？」

『そりゃ～ね～。だって受験、受験で本当しょぼくれた毎日送ってたし、いい出会いがあったら嬉しいんだもん。とか言いながら咲も可愛いし～！』

「ばれた？私も彼氏ゲットするためだよ！！…って違うから。初対面の人に好印象与えたいもん。」

『そっか、そっか。咲は奥手だもんね。からかっただけだよ』

「も～～～！」

『牛ですか？咲ってば。』

「で、集合場所アルタ前だったっけ？」

『何言ってるの？咲。集合場所は東口交番前だから。咲はしっかりしてるのか抜けてるのかホント、分からない。』

「そっか。そうだったね。
だって翔さんが新入生歓迎会の事は説明してくれてたけど、私ああいうタイプの人苦手なんだもん。」

『まぁまぁそう決め付けるのはよそうよ！めちゃいい人かもしれないっしょ？さ、移動しよ。』