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「そう遠くないと思うよ。もうすぐ、この時代も終わるから。」
僕が言うと、達哉達は一斉に僕を見て複雑な表情を見せた。
嬉しいような…けど、悲しいような………そんな表情。
「・・・・・そうだな。」
そんな空気を絶ち切るかのように、達哉が笑顔で呟いた。
そう…終わるのだ。
こんな時代も。こんな人生も。
次の時代は身分なんて関係無い、きっと平和な世界になる。
だけど、僕達は人を殺す為に存在しているから、その時代が来たら間違いなく消されるだろう。
それがどんな消され方かは分からないけど。
まあ、どうせ殺されるなら、そこら辺にいる雑魚よりも骨のある人・・・・そうだな・・・例えば、新撰組の沖田総司みたいな人とサシで戦って死にたいな。
だって、雑魚に捕えられて殺されるなんて……あまりにも惨めだもの。
僕達だって、理想の死に方があるんだ。
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