短編です

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僕達はいずれ死ぬ。 けど、それは仕方の無い事。 僕達はそれを最初から分かっていながら、それでもこの人生を歩んでいる。 達哉も他の仲間もきっと同じ。 僕達は今………死ぬ為に人を殺している。 ちらほらと舞っていた雪は次第に存在感を増し、辺りは雪景色へと変わりつつあった。 これは絶対に積もるだろう、と僕は確信する。 明日は近所の子ども達と雪合戦をしようか・・・・・ 今年初めての雪だから、きっと盛り上がるだろうなぁ・・・と想像しながら、僕は今日も生きている事に喜びを感じていた。 『終』
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