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タン、タンタ、タンタンタン、タ、タンタ、タンタ、タタタン、タン。
舞踏は知らぬ間に大勢に広まり、壮大な芸術と化していた。
「よかった。あなたもちゃんと笑えるんですね、ガウェインさん」
ガウェインの体が無意識にびくっと震える。
「何故俺の名前を?」
「あら、見ただけで分かりますけど? 最強の騎士は、着飾ることをよしとしませんからね……それに」
「それに?」
彼は、少し期待して聞いた。
「噂を聞いて気難しい人だと思ってたんですよね~」
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